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論集『アジア民衆史研究』総目次:27集(2022)から31集(2025)まで

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『アジア民衆史研究』27集

  • 中嶋久人・深谷克己「序文」

2021年度第1回研究会 合評:趙景達『近代朝鮮の政治文化と民衆運動』

  • 藤谷浩悦「民衆史研究の可能性をめぐって ──書評:趙景達『近代朝鮮の政治文化と民衆運動 ──日本との比較』」
  • 大月英雄「儒教的政治文化から見た朝鮮と日本 ──趙景達『近代朝鮮の政治文化と民衆運動』に寄せて──」
  • 藤田貴士「民衆運動史研究における方法的転回 ──趙景達『近代朝鮮の政治文化と民衆運動 ──日本との比較』に寄せて──」
  • 趙景達「政治文化からみた民衆運動 ──拙著『近代朝鮮の政治文化と民衆運動』書評に因んで──」
  • 討論要旨

2021年度第2回研究会 自由論題報告

  • 内津マリノ「清代台湾の地方社会 ──植民地研究の前提として──」
  • 古川梨子「昭和初期における『婦人画報』の読者像 ──「大衆化」から「高級雑誌」への変遷を通じて──」

特集企画 新型コロナウイルス感染症パンデミックの現在 ──それぞれの人々の経験と認識から考える②──

  • 金憲柱「コロナ前後韓国社会の変化」(小河寛和訳)
  • サクシ・シリー「新型コロナウィルスと留学期の経験」

書誌情報

  • 2022年7月31日発行
  • A5版/118ページ/日本語・ハングル目次
  • ISSN 1881-5618

『アジア民衆史研究』28集(増刊号)

  • 青木然・藤田貴士「はじめに」

第1部 視座としての民主主義

  • 児玉憲治「近世日本に民主主義はあるか?」
  • 三村昌司「日本における明治維新期研究は民主主義をどうとらえたか」
  • 洪東賢「解放以後の東学農民戦争に関する認識変化と遺失された記憶」
  • 金憲柱「「暴徒」と「良民」のはざまで ―1907年の自衛団の設置と地域社会関係網―」
  • 藤田貴士「近代日本における民衆世界と知識人 ―賀川豊彦の民衆観を事例として―」
  • 張愿牙「1920~1930年代性産業従事者女性の従属的現実と対応」

第2部 問い直される民主主義

  • 上地聡子「「在外同胞」と「民族自決」から考える民主主義の範囲と主体 ―敗戦直後の沖縄を例に―」
  • 韓奉錫「韓国民主主義とアメリカの対韓援助 ―民主主義、自助(self-help)、人道主義救護―」
  • 中嶋久人「地域における民主主義運動の課題としての環境問題 ―東京近郊の小金井地域を事例にして―」
  • 高江洲昌哉「沖縄の歴史経験と民主主義の政治文化」
  • 金世林「「共同体の崩壊」という感覚の体験と民主主義の復元過程における質問 ―どのような共同体を目指すべきか―」

付論 フィールドワーク随想

  • 佐々木啓・青木然「「民主主義」の記憶を辿りつづける ―2017~2020年のフィールドワークを振り返って―」

  • 中嶋久人「おわりに」

書誌情報

  • 2023年4月30日発行
  • A5版/244ページ/日本語・ハングル目次
  • ISSN 1881-5618

『アジア民衆史研究』29集

  • 中嶋久人・深谷克己「序文」

2022年度第1回研究会 自由論題報告

  • 伊藤静香「近世演劇における「切支丹」表象 ―18世紀の作品を中心に―」
  • 親富祖顕吾「市来四郎の活動における維新観の構築 ―『史談会速記録』における主張を中心に―」
  • 伊藤匠平「トルコ共和国成立期における労働者の行動と意識 ―1923年のオリエント鉄道争議を事例に―」

2022年度第2回研究会 東アジア近代における民衆暴力の諸相

  • 趣旨文
  • 吉澤誠一郎「中国近現代史研究と民衆暴力」
  • 小川原宏幸「植民地朝鮮の地域秩序再編と民衆暴力のゆくえ ―醴泉衡平社襲撃事件を焦点に―」
  • 中嶋久人「戦後社会運動において暴力はどのように描かれたか ―「極左冒険主義」を中心に―」
  • 討論要旨

書誌情報

  • 2023年10月30日発行
  • A5版/129ページ/日本語・ハングル目次
  • ISSN 1881-5618

『アジア民衆史研究』30集

  • 中嶋久人・深谷克己「序文」

2023年度第1回研究会 自由論題報告

  • 柳啓明「琉球処分直後の「華夷」再編と八重山の共同体 ―旧慣温存路線下の境域にみる東アジアの植民地化―」
  • 高橋郁臣「近代日本における孤立と「非国民」 ―日中戦争期における「時局詐欺」を中心に―」
  • 小谷怜央「鹿地亘の朝鮮への視座 ―重慶国民政府亡命中と日本帰国後の文筆活動に着目して―」

2021年度第2回研究会 『アジア民衆史研究』第28集(増刊号) 「『歴史的民主主義』という問い」書評会

  • 金富子「『アジア民衆史研究』第28集「『歴史的民主主義』という問い」書評 ―第1部「視座としての民主主義」の洪論文、金論文、張論文を中心に―」
  • 富山仁貴「「民主主義」のために歴史学は何が出来るか」
  • 討論要旨

書誌情報

  • 2024年5月24日発行
  • A5判/107ページ/日本語・ハングル目次
  • ISSN 1881-5618

『アジア民衆史研究』31集

  • 中嶋久人・深谷克己「序文」

2024年度第1回研究会 自由論題報告

  • 柳下草太「部落解放運動における政策論の登場 ―大和同志会の設立背景に着目して―」
  • 相良海香子「香椎宮の近代 ―『大本営』由緒の展開と皇族の行啓・御成を中心に―」
  • 村田遼平「清末における移動とジェンダー ―湖北を事例として―」

2024年度第2回研究会 民衆蜂起をめぐる主体と構造

  • 趣旨文
  • 衛藤安奈「近代中国の都市労働者の主体性と構造的制約に関する考察 ―国民革命期前後の武漢港湾労働者を例として―」
  • 藤田貴士「大争議における労働者の意識と行動 ―1921年三菱・川崎造船所争議を事例として―」
  • 討論要旨

書誌情報

  • 2025年5月24日発行
  • A5判/158ページ/日本語・ハングル目次
  • ISSN 1881-5618

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